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作成中 前立腺手術 体験記    
 (とくに排尿など)

                          (令和8年)3月

はじめに 私こと昨年前立腺の手術を経験しました。以前に胆嚢手術の経験がありましたので、尿漏れのことなど聞いていたものの数か月の我慢だろうと思っていました。

 放射線治療については、 「前立腺がん患者が放射線治療法を選択した理由」という本があり、患者さんたちの素人なりのリアルな経過がわかります。参考になります。手術についてネットで調べはしましたが、それほど詳しい話は見当たらなかったのです。

 

 現実にはさまざまな想定外、予想外がありました。過ぎてみればそれほどでもなかった事もありますが、その時点にあっては闇夜の中でかなりの不安だったこともあります。今後の皆さんに参考になればとこれを作り始めた次第です。もちろん人によって異なるので皆さんがこうなるとは限りません。あくまで私の場合です。また素人が作成したものであることをご了解ください。さらにホームページ作成は初めてですのであしからず。

 なお

 手術までの経過や病状については、ここの目的とあまり関係ないと思われるので、省略させていただきます。ともあれ、前日に入院して、手術となりました。いわゆるロボット手術です。

1 最初の想定外 3つの痛み 

胆嚢手術の時はまだ開腹手術の時代でしたが今回は内視鏡ロボットなのでそれよりも痛みが少なくかなり楽であろう、と予測していましたが違いました。患者にとって開腹手術と内視鏡手術の違いは皮膚切開の大きさが異なることで、たしかに触れた時の痛みは異なりますが、手術後のおなかの痛みというのはむしろ体動時の腹筋などの痛みが大きいと感じました。例えば起き上がろうとすることはかなり困難で胆嚢の時とほぼ同様でした。これはその部分の内出血などによるのかもしれません。ただこの種の痛みはそれほど長く続かず、1週間ほどで落ち着きました。皮膚切開の痛みはもっと続きますので、その点ではやはり良いものと言えるのでしょう。 加えての想定外の痛みは、背~腰痛でした。私はもともと明け方になると腰痛がありがちでしたが、(手術の夜は痛み止め効果で感じなかったか)翌日の夜から午前中にはかなり強く、横向きになったりベッドを上げたりしても耐え難かったのでついに痛み止めの点滴をしてもらい何とか乗り越えました。ずっと続くのか困ったなと思いましたが、幸いその後はそれほど強くなりませんでした。この痛みは寝ていたための痛みだったのか、手術自体も影響していたのか不明です。 そして3つめは前立腺部分の痛みで、強烈ではないがより長く続きました。とくに立ち上がるとじわーっと鈍痛という形で出現してきます。そのため立っていることや歩くことが苦痛で、横にならなくてはならないこともありました。前立腺や周辺を切除し寄せたり縫い合わせたりしているので、立ち上がって上からの重みがかかると痛みを生ずるのでしょう。またすぐ後方を直腸が通っているため、排便時など便が通る時にも痛みを強く感じます。便を緩くする薬が出ていたのをありがたく感じました。この痛みはおよそ2週間くらいだったかと思います。 なお尿道カテーテル留置(6日間)の痛みや不快感は、初めての場合は面喰うかもしれませんが、私自身は胆嚢の時と前立腺生検のときの経験があり覚悟していたこともありうろたえることもなく不快感もあまり感じませんでした。 当時の痛みは幸いというべきか今は直接には思い出せませんが、かなりヨタヨタしていたことは覚えていますので、けっこうつらかったと思います。しかし日にち待ちとは思っておりました。

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2 尿漏れの始まり

 術後6日めに、造影剤を使用して治りを確認ののち尿道カテーテルを抜いてもらえました。さあどうなるか。まずは病室に戻ってしばらく寝ていましたが、そのあとずっと、またさらに起き上がろうとしても全然漏れない。これはすごくうまくいっているのではないか、と思ったのも束の間で、立ち上がるとジャーっという感じで全部おむつパッドに出てしまいました。

 手術前から骨盤底筋体操というのを勧められてやっていましたが、この時期にはそれによって止まることはまったくありませんでした。(手術後の間もなくは術部の安静も大事なのであまり強力にやらないほうが良いという考えもあるそうです。その意味でも術前の練習予習が良いとなります。)

 尿漏れはこのあと延々と続くわけですが、手術前の私の予想では、夜間はおのずと漏れてしまうと思っていました。ところが入院中に限らずその後も夜間の漏れはまったくありません。これは意外でした。何故か明らかでありませんが、寝たときの膀胱尿道の位置関係などが程良いのでしょうか。なお(椅子に)座っている時も漏れません。これは尿道のはじめの所(上部尿道?)を下から圧迫するためだと思います。膀胱から尿道への部分で止めるため、尿道に出てきて膨らんでの不快感も少ないことになります。つまり寝ている時(臥位)と座っているとき(坐位)は尿漏れの悩みの対象外となりました。

 よく聞くのは、腹圧性尿失禁というもので、くしゃみをした時などに漏れてしまうというものですが、

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3 退院しての膀胱刺激症状 これも想定外

尿道カテーテル抜去後の翌々日にめでたく退院となりました。ところが退院して1‐2週間くらいは、膀胱刺激症状にいちばん悩まされました。排尿したくなる強い感覚です。これは常にではなく、時により不規則に出現しました。どういう時なのかよくわかりません。実際に排尿してみると量は100mL 程度のことが多く、しかもけしからぬことに、排尿後もその感覚がおさまらず続くのです。不快のため眠れないこともありました。膀胱から前立腺部分を切除し寄せて縫合したのでしばらく刺激があるのはわかるのですが、思ったよりも強かったです。しかもここで悩んだのは、受診するべきか?ということでした。膀胱刺激症状は膀胱炎のよくある症状でもあり、手術後にもなる可能性があります。そうであれば早く受診して薬をもらわねばなりません。たまたま夜に生ずることが多く、明日受診しようかと半ば決心したことが数回ありました。ただ尿を見ると典型的な膀胱炎のような混濁はなかったことと、幸いというべきか30分とか1時間とか経つと改善したりそのうち眠れたりして、結局受診はせずそのうち徐々に収まりましたが、それはいま終わったから簡単に言えることです。まあ病気や不幸は皆そうですけどね。

4 尿漏れとの長い付き合い

上記のように、立てば全部漏れる状態で退院しました。自宅では寝ていることはほとんどなく、多くは椅子に座っている状態でした。上部尿道が下から押し上げられる形となるため漏れませんが、立って歩けば漏れます。そのため当初は恥ずかしながらペニスの先端を抑えてトイレに行く形でしたが、この場合、尿は尿道に充満することになって不快感があること、手も汚れがち濡れがちとなることなどの問題があります。そのうち座っている時のように会陰部を下から押し上げ、膀胱から尿道に出るのを阻止する形が良いと気づき変更しました。さらにそのあと日が経つと、尿道括約筋(つまりは骨盤底筋)に力を入れれば出ない状態となり、手で抑えずに済むようになりました。それが  にちくらいでした。これで体裁もずっと向上しました。

5 外出時には

 なお私は仕事はすでに退職しており、週の半分くらい何らかの用事で1~2時間ほど外出するような生活をしています。退院後のしばらくはまだ暑かったこともあり慎重にしていましたが、数週間ほどしておそるおそる外出を始めました。当初は尿量を減らすことを心掛け、前日や2日前から飲水制限をしていました。まだ暑さがあった時期でもあり、それなりの辛抱と飲むときの幸せ感を感じたりしました。(興味半分の面もあります。いま現在はそれほど我慢していません。)常識的には 膀胱内にたくさん溜まれば漏れやすい(つまりは貯溜が少ないほうが漏れにくい)と思っていましたから、わりと小刻みにトイレに行くようにしていました。それってふつうの考えですよね。また現実に膀胱から尿道にかけての不快感 が慢性的にあって、1時間から数時間ごとのトイレに行かざるを得ない感じだったのです。当然尿量はそう多くなく、2時間で50~100 mL というくらいが平均的だったと思います。

 外出時にもトイレを探してわりと早めに行くようにしていました。(外出時といっても現地では座っていることが多いので、終わったらトイレに行くなどして、そこはうまくいっていた。)それでも帰り道の20~30分くらい歩くと、当初は良いかと思っても(括約筋にチカラを入れていても)少しずつじわじわ漏れて、帰宅してみると膀胱内はからっぽ、ということがいつものパターンでした。

なお退院後には、エクセルを使って尿量の記録を始めました。忙しい人はなかなか大変かとも思いますが、排尿ごとに自力排尿をカップで測定し、パッド漏れの量をはかりで測定して記録しました。それを使っていろいろなグラフを作成できます。とくに横軸に時間(15分単位にして例えば8時15分は 8.25 で計算。)をとって散布図 として描くと、きれいな楽しいグラフ(個人の感想です)がいろいろできます。(日を越えて連続させるには、1日ごとに24を加えていきます。)パッドはパッドの重さと前回の重さを差し引く必要がありますが、慣れればそう大変ではありません。外出時にもビニール袋を使って測定しました。途中から帰宅まで我慢するようになりました。ちなみに、これで気づいたひとつは飲み物でそれほどすぐには尿量に反映しないということでした。

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6 改善!かな?

 手術後4カ月ほど経ったある日、たまたま家の中で不快感が軽かったことがあり、いくらかの膀胱内貯溜を感じながらも近くに買い物に行ってみました。どのくらい漏れるか、という関心もありました。すると予想に反してあまり漏れなかったのです。これによって、溜めても意外に漏れないのだ、ということが「わかり」(後述のようにそううまくはいかなかったのですが)、4カ月経って大きく改善してきたのだ、とうれしく思いました。それをきっかけにそれまでのように小刻みに排尿せず、ある程度我慢してみることにしました。(そのへんの順序は混在平行して進んでいた部分もあります。)もうひとつには、膀胱から尿道への不快感が減ってきた感じがありました。在宅中の不快感が減ってきていたのです。これも改善の表れと思われました。実はこのころにも、上記のように外出した帰り道 のじわじわ漏れのほうは期待に反して 少なからず続いており、がっかりしたことがありましたが、ほどなくそちらも改善するだろうと明るい期待をもっていました。ところが。。。

7 そうは問屋が卸さなかった

 期待に反して、外出時のじわじわ漏れは改善しませんでした。もちろん時によって三歩進んで二歩下がることはあると思っていましたが、二歩下がったままという感じになりました。さらに在宅時の不快感も時には以前と同じになりました。細かい経過は略しますが、結局のところ私が考えているのは次のようなことです。① 骨盤筋体操で締めるのは尿道括約筋(上部尿道括約筋とか膀胱括約筋と呼ぶこともあるらしい)ですが、これはチカラを入れれば締まり、チカラを抜けば緩むという単純なものではないのかもしれません。つまり自律神経が関与かわかりませんが、勝手に収縮するのではないか。膀胱に溜まってくると、意識的にもですが、無意識的に反射のように締まるのではないか。② ふつうの正常時でも、排尿の途中でいったん止めるのは結構難しいことはお気づきのかたも多いと思います。止まったと思っても見るとまだ出ているような状態があります。また他方では、我慢を重ねたあとトイレに駆け込みさて出そうとすると一瞬出にくいことを経験された方も多いと思います。つまりそれらは完全なコントロールのもとにあるのではなく、何らか自主的な働き、反応をするのではないか。つまりいったん締まると緩みにくく、いったん緩むと締まりにくいのではないか。そこは膀胱充満感によって、反射的に収縮して締まる仕組みがあるのかあるいは括約筋自体の完全な自律作用ではなく、充満感によって自分で無意識のうちにチカラを入れる反応が生じているのかもしれません。いずれにしても、ある程度の充満感があるほうが、漏れにくい、ということになります。(ワタシの主観であり、医学として正しいか不明です。)膀胱内が空っぽあるいは少ないほうがもれやすく、充満しているほうが漏れにくい、という逆転現象?が現れることになります。また外出といっても、じわじわが続いて漏れが200mL などに達することもあれば、溜まっているのにそれほど出ずに帰宅に至ることもあります。どのように分かれるのか?外出から帰るとき、帰りがけにトイレで排尿したのち歩いてくると意外にじわじわ漏れが続くことがあります。いっぽうで、ある程度充満したまま帰ってくると、まったくあるいは少量の漏れだけで帰宅できる、という傾向があります。じっさい外出時に限らず、自宅でも排尿後にうろうろ動いているとじわじわ漏れを自覚する。しかも膀胱から尿道に滲み出てくるので不快感も持続する。いっぽうほどほど充満していると漏れない。具体的な対策としては、排尿してカラの状態でできるだけ座って(寝ても良いですが)しばらく溜まってくるのを待つ。尿道上部で抑えられるので尿道に入り込む不快感は出現しない。そののち括約筋はチカラを取り戻してほどほど収縮して締まった状態になる完全排尿したあとしばらくは漏れなしが続きそうなものですが、そうではなくうろうろしていると少しずつ漏れてきます。もともと腎臓から尿管の蠕動運動によって、尿管と膀胱の間には胃と食堂のように噴出部があるのですが、膀胱内圧が高まっていると噴出がやや抑えられ、排尿で膀胱内圧が下がると多めに出てくるのか?ということも考えたが、それよりも、、、排尿後はともかくがいかまたは坐位によって物理的に止める(膀胱から尿道への移動を止める。尿道内にあると、括約筋の働きは反射的に弱くなるのではないか> パッドの使い方> すぐに寝る寝る前には安心して水分を摂取できる。という逆の状態でありました。完全な随意筋ではなく、自動反射的なところがある。随意的にも反射作用がありうるかもしれない。>

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